
篠山市川原(兵庫県立ささやまの森公園内)にある「川原のナツツバキ」が平成17年4月20日付けで篠山市の文化財(天然記念物)に指定されました。
これにより、篠山市指定文化財は136件(天然記念物は9件)になります。指定される文化財の概要は下記のとおりです。
写真:ささやまの森公園提供
(1)名称
川原のナツツバキ
(2)文化財の種別
篠山市指定史跡名勝天然記念物(天然記念物)
(3)所在地
篠山市川原字深山谷66−5
(4)所有者
川原集落
(5)管理者
兵庫県立ささやまの森公園
(6)概 要
樹種:ナツツバキ(サラの木) ツバキ科
樹高:15メートル
目通り:1メートル
ナツツバキはツバキ科に属し、温暖地の山地に自生する。花は6〜7月に咲き、直径7センチほどあり、花弁は5枚で縁は波打ち細かい鋸歯がある。花は開花した後そのままの形でぽとりと落下する。葉は5〜10センチ位の楕円形で単葉の互生。樹皮は10年目位になると薄片状に剥げ落ち灰白色や赤褐色の大きな斑紋状になる。自生のナツツバキは温帯地域の雑木林で見られるが、多くは薪炭に利用されており、太い木はほとんど見かけない。篠山でも自生のナツツバキは他では確認されていない。
本樹は地元では深山谷の扇ナリと呼ぶ人里からかなり離れた奥地にあり、古くから自然林として残されたと推定される。その中に数本のナツツバキがあるが、本樹は特に大きく高さ15メートル、目通り太さ1メートルもあり、この種の木として大変珍しく貴重である。平家物語に出てくる沙羅双樹は有名だが日本にはないので、ナツツバキが当てられている。釈迦仏入寂の際傍らにあった樹の花に似ており、その意味で多くの寺院で見られるが、その多くはせいぜい目通り50センチ位の樹が多い。兵庫県下でも植生・自生を問わずこれだけ太い例は他には確認されていない。 本樹は樹勢もよく、生育環境も良好で今後も生長を続けるものと考えられるので、本樹を篠山市指定文化財(天然記念物)に指定し、保存を図る。
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